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  • meguminishino

春一番が吹きました

更新日:2月21日

こんにちは


はなえの所長Nです

昨日、今年の春一番が吹き荒れました

例年よりも2週間早い到来だそうです

厳しい冬にもそろそろ終わりを告げてこれからは景色が明るくなってきますね

夕方の訪問の際も日が延びたなあと感じております

春になることでなんとなくウキウキしてくる毎日です

暑くなりすぎた夏は嫌なんですが・・・・




今年の1月1日

能登半島の方で大きな地震が起こり、大変な被害となりました

被災地では訪問看護もどうなっているのか

利用者さんはどのようにして毎日を過ごしているんだろうか

そういうことをずっと考えています

日本の色んなところが被災地になっていく

地震国日本なので仕方がないことかもしれませんが

身体はもちろんのこと、心にも大きな傷を負ってしまった被災地の皆さんの

1日も早い復興をお祈り致しております


先週はそういったことも踏まえて

台東区の医師会が主催したトリアージ研修に参加してきました

うちのステーションの特色として、少しでも災害に強いステーションを目指しており

いざという時に駆けつけて一人でも多くの方を助けられるようほとんどの看護師は

JMATの資格を持っています

被災地に飛んで行って、救護テントの中や病院前救護所などでトリアージを行い

適切な医療が迅速に行えるように支援していきたいと考えております



トリアージタッグをご存知ですか?


軽症な方は緑(保留群Ⅲ)

中等症な方は黄色(待機的治療群Ⅱ)

重症で一刻も早い治療が必要な方は赤(最優先治療群Ⅰ)

そして心肺停止、すでに死亡している方は黒(無呼吸群0)



医師や看護師、歯科医、薬剤師、柔道整復師など医療従事者がタッグを組み

被災地で負傷した方を数秒で色分け(トリアージ)をしていきます。そのタッグを負傷した方の手や足につけていけるようにタグにはゴムがついています。

お一人、お一人の命がかかってくることだけに間違いは許されません

ただ一次トリアージ、二次トリアージと何度もしていただけるので例えオーバートリアージだったとしても訂正されます

また黄色の中等症の方や、比較的歩けてお元気な緑の方でも急変して赤になってしまうことが

往々にしてあったりもします

訓練だとしてもとても緊張します









赤のビブス(ベスト)は医師、歯科医師

緑は看護師

青は薬剤師

紺は柔道整復師


もしかしたら都道府県で少し違うのかもしれませんが

赤は医師、看護師は緑

それは変わらないようです




活動しなければならない日なんて来なければいいと切に願っています

ただ、災害はいつくるか、誰もわかりません

その時になってしっかり動けるよう訓練は必要です


私たちは訪問看護師ですが、災害時は地域の看護師として

当ステーションを利用されている、されていないは関係なく

一人でも多くの住民の方を救命できるよう使命を持って日々の業務を行なっています




ちなみにトリアージですが、看護師や医療従事者だけではなく

一般の方でも研修を受ければできます。

うちの事務方もJMATの研修に行ったり、トリアージ研修をしたり、実際にトリアージもできます。

また被災時はトリアージタッグの書き手も少ないと思われますので、ぜひ興味のある方はトリアージ研修など受けてみてはいかがですか?



春が近いとはいってもまだ2月

まだまだ寒さ厳しい日もありますし、感染症も流行っています

どうか暖かくしてお過ごしくださいね。




                         訪問看護ステーションはなえ  所長 N


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